売上高の成長率と CAGR(年平均成長率)の計算方法

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·財務指標

前の期からの伸び率と、複数年の平均的な伸びを表す CAGR(年平均成長率)の計算方法を解説します。競合と成長力を比べるときの使い方と、M&A や始めの年の値による偏りなどの注意点も紹介します。

競合と比べて、自社は本当に速く成長しているのか?

  • ここ数年の平均で、売上は年何%伸びているのか
  • 1年だけ伸びた会社と、毎年着実に伸びている会社を見分けたい
  • 成長の速さを、競合と同じ物差しで比べたい

成長力を比べるには、各社の売上高を何年分もさかのぼって集める必要があります。1年の伸び率は年によって大きく上下するため、1年だけを見ると、たまたま伸びた会社を成長企業と見誤ることもあります。

伸び率と CAGR の計算式で、成長の速さを比べられます

成長力を比べるときは、1年の伸び率だけでなく、数年にわたる平均的な伸びを見ることが大切です。

前期比
前の期からの伸び率(%)=(今期の売上高 ÷ 前期の売上高 − 1)× 100
CAGR
CAGR(%)=(最終年の売上高 ÷ 最初の年の売上高)^(1 ÷ 年数)− 1

なぜ CAGR を使うのか

伸び率は年によって大きく上下します。CAGR は始めと終わりの値から、毎年一定の割合で伸びたとしたときの成長率を求めるので、数年の傾向を1つの数字で比べられます。たとえば3年の CAGR は、今期と3期前の売上高から求めます。

3年の CAGR(%)の式の例
(POW(売上高 / 売上高[3], 1 / 3) - 1) * 100

比べるときの注意

  • M&A で規模が大きく変わった年は、伸びの理由を確かめる
  • 始めの年が特に低い・高いと、CAGR が偏る
  • 会計基準の変更で売上高の範囲が変わることがある

5年と直近3年の CAGR を比べて成長が加速しているかを見る方法は「成長の加速・鈍化を見分ける:前半2年と直近3年の CAGR を比べる」、成長と利益のバランスで評価する方法は「Rule of 40(ルール・オブ・40)を3年の数字で計算する:成長と利益のバランスを測る」で紹介しています。

企業データラボなら、CAGR を全上場企業で一度に計算できます

企業データラボでは、過去の期の売上高を使った CAGR の式を1つ作れば、約3,700社すべてに同じ定義で計算されます。売上高を何年分も集める必要はありません。

結果で並べ替え・絞り込みをすれば、同じ業種の中で成長の速い会社を一覧で確かめ、競合と比べられます。

売上高の CAGR を約3,700社で計算し、競合と成長の速さを比べられます。

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