
中期経営計画の KPI を競合と比べる:ベンチマークの作り方
企業データラボ
·経営企画
経営企画が中期経営計画の KPI を設定・検証するときに、競合とのベンチマークをどう作るかを解説します。KPI の定義の固め方、比べる会社と期間の選び方、差を要素に分けて毎期見直す方法を紹介します。
中期経営計画の目標値は、競合と比べて妥当な水準なのか?
- ROE や営業利益率の目標は、同業の水準と比べて高すぎないか・低すぎないか
- 目標とする会社と比べて、差はどの要素にあるのか
- 計画の進み具合を、決算のたびに競合と並べて確かめたい
中期経営計画の目標値は、自社の過去の実績だけでなく、競合の水準と比べて妥当かどうかを示すことで説得力が増します。ただ、競合の数字を決算書から集め、自社と同じ定義で計算し直し、決算のたびに更新するのは大きな手間です。
同じ定義・同じ顔ぶれのベンチマークを作れば、目標の根拠になります
ここでは、KPI を競合と比べるベンチマークの作り方を4つの段階で整理します。
1. KPI の定義を固める
ROE・営業利益率・ROIC など、目標に使う指標の計算式を明確にします。社内の定義と、競合に当てはめる定義が一致していないと、比較の意味がなくなります。
2. 比べる会社と期間を決める
国内の同業上位に加えて、目指す姿に近い会社を「目標とする会社」として入れると、目標水準の根拠になります。期間は直近3〜5期の推移で見るのが一般的です。
3. 差を要素に分ける
ROE の差なら利益率・資産の効率・資本の構成に、営業利益率の差なら原価率と販管費率に分けると、どこを改善すべきかが具体的になります。
4. 毎期、同じ表で見直す
ベンチマークは一度作って終わりではなく、決算のたびに更新して進み具合を確かめます。同じ定義・同じ顔ぶれで継続して見ることが大切です。
成長のための投資の効率を測る「増分 ROIC と再投資率:成長に使ったお金がどれだけ利益を生んだかを測る」、競合との利益率の差を分ける「営業利益率の差の要因分析:原価率と販管費率に分けて3期の推移で競合と比べる」、会社予想の出し方の癖を見る「業績予想の達成率で会社予想の「癖」を測る:保守的な会社・強気な会社の見分け方」も、KPI のベンチマークに使えます。
企業データラボなら、KPI のベンチマークを決算のたびに最新の数字で見られます
企業データラボでは、KPI の計算式をカスタム列として作れば、自社と競合に同じ定義で当てはめられます。過去の期の数字も使えるので、3〜5期の推移も並べられます。
比較する会社と指標は「比較リスト」として保存でき、決算のたびに最新の数字で同じ表を開けます。
中期経営計画の KPI を、競合と同じ定義で並べて比べられます。
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